海外駐在に行く前にどんな準備をすればいいかを、海外駐在15年の駐妻が教えます!
海外駐在が決定。
でも何すればいいの???!!!
そんな疑問にお答えします。
安心してくださいね。
今日は
「学校編」
です。
引越し先の現地の学校の事。
そして日本の学校のこと。
どうすればいいのでしょうか?
それぞれのご家族に合った選択が出来ますこと願っています!!!
親から目線だけでなく、我が子にも学校選びの事を聞いてみましたよ。
子供から見た学校選びも参考にしてください。
現地校はどう決める?
国によって様々です。
私が知っているアメリカとメキシコを紹介しますので、参考にしてください。
アメリカ🇺🇸
・アメリカの地域にもよると思いますが、私が居た場所では、駐在者の殆どの子供達は、公立の学校に通っていました。
日本の公立の小学校と同じく、アメリカの公立の学校も住む家の場所で学区が決まります。
となると、お目当ての学校があるならば、そこに入るためには、どこに住むのかが重要になってきます。
不動産屋さんに、その学区の物件があいたら連絡をもらえるように伝えておくと良いでしょう。
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・学校選びには学校の評価の載っているサイトもあるので、そういったサイトも参考にするといいかもしれません。
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・もっというと、学校からバス通学なのか、バスでなく、徒歩圏内なのかも私は考慮していました。
バスだとスクールバスでの送り迎え着きですが、徒歩の場合は学校開始終了時間に、自分が送り迎えを一緒にしなければなりません。
徒歩の場合、自分が外に出る準備もしなければなりませんが、バスの場合、家の前やすぐ近くのバス停の場合が多いので、親が出る必要は有りません。
より母親の自由時間が長く、バスでお友達と過ごす時間が長いのは、バス通学ですよ。
高校になると自分で行き帰りできるので、逆に学校が近いと、1人でバスなしでも徒歩や自転車で行ってくれますね。
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・私が初めてアメリカに住んだ時の学校は、学校全体の成績の評価などは低い方でしたが、とにかくみんなが気さくで優しくて、いい学区でした。
勉強のみならず、どういう雰囲気の学校なのかが大切だと思います。
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・ESL、ELLなどのいつも使う言葉が現地の言葉ではない方向けのクラスがあるかどうかもチェックしてみましょう。
外国人が多い学校では、ESL、ELLのクラスの先生が常駐していますが、そうでない学校では週に数回きてくれる場合も有ります。
日本人が特に多い学校では、日本人のESL、ELLの先生が常駐してくださっている場合も有ります。
・キンダー前の公立の保育園、幼稚園は、私の住んでいた地域にはほぼ有りませんでした。
教会系や私立、個人経営など様々な種類が有ります。
リーズナブルなのは、教会系ですね。「人としてどう生きるのか」のような倫理的な面でも私は個人的にいいと思いました。娘が通っていたプリスクールは「ヒーローになって、困ってる人を助けよう」というようなことを子供達に教えてくれていました。
個人経営はこじんまりしている所が多く、一人一人を見てくれている感じが有ります。
一般的に私立が多く、子供の様子をビデオや写真で確認できたり、施設が綺麗な場所が多い印象です。
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・アメリカで少し驚いたこと。
幼稚園やキンダー(1年生の1学年前、日本でいう年長の学年)が午前クラス、午後クラスと別れている園や学校もあったこと。
日本で午後のみの幼稚園って聞いたことないですよね。
アメリカでは午前か午後かを選べました。
我が家は上の子達が、朝バタバタするので、末っ子は午後のキンダーに入れましたが、これがなかなか良かったですね。
朝、上の子供達を送り出し、洗濯や家事をしてほっとしてから下の子を送り出す。
すると午後は私1人の自由時間で、お友達と遊びに行ったりできました。
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・本来は、お昼まで、もしくは午後のみでも、指定の日は、早めから預かってくれたり、延長できるオプション付きの施設も有ります。
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・様々なカラーの幼稚園、保育園があります。実際に足を運んで感じてみて決めることをお勧めします。
通うのは自分でなく子ども。そこで英語のみの環境でずっと過ごすのだから、私は本人と数ヶ所回って、本人が行きたい所に決めました。
自分が納得した場所の方が嫌がらずに行ける可能性も高いかな。
英語だけの環境で、初めての国で文化も違う、そんな所に行きたくなくて、泣く子はいっぱいいます。
本人の気持ちに寄り添ってあげて欲しいと、私は思います。
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メキシコ🇲🇽
インターナショナルスクール、現地の学校、日本人学校などが有ります。
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🏫インターナショナルスクール🏫
「インターナショナルスクール」と聞くと、英語のみの学校だと初めは私は思っていました。
でもメキシコのインターは、英語のみではなく、スペイン語と英語のどちらも勉強することがあるようです。
というか、メキシコに来て日が浅いので、まだインターで英語のみで勉強する学校を聞いた事が有りません。
私が住んでいる地区には英語のみの学校は有りません。
アメリカ系、イギリス系、メキシコ系???など色々なインターナショナルスクールが有りますが、この辺は全て英語とスペイン語のどちらも学ぶ学校が殆どです。
教科によって、スペイン語か英語かのどちらかで勉強するという具合に分けられています。
体育音楽芸術などは、スペイン語が多いようです。
🏫現地校🏫
インターナショナルではない現地の学校ももちろん有りますが、私の周りに通っている方はおらず、はっきり情報がつかめません…。
🏫日本人学校🏫
平日に、日本人の子供たちが海外で住みつつ、日本の教育を日本と同じように受けられる学校です。
同じご家庭の中でも、兄弟によって日本人学校、インターなど選択して通っておられたり、様々です。
以下、文部科学省ホームページより、抜粋しますので、参考にしてください。
“日本人学校及び私立在外教育施設は、文部科学大臣から、国内の小学校、中学校、若しくは高等学校と同等の教育課程を有する旨の認定を受けており、中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。”
・インターや私立の学校では、学校によっては入学試験のようなものが有ります。
日本にいながら、オンラインで受験可能な学校も有ります。
オンライン受験が可能であれば、早くに決められるので安心です。
また、人気のあるウエイティングが多い学校の場合は、早くに名前を書いておけるので、有利ですね。
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・学区を決める際に大事なお家決めは、学校の事もですが、運転スキルも考慮するといいですよ。
運転が苦手な場合は、食料品などのスーパーが歩いていけたら、やはり安心ですね。
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・お家決めは、大家さんがいい人だと後々住みやすいです。
評判のいい不動産、大家さんを、同じ会社の駐在者に聞いておくのもいいですね。
海外での初めてのお家選びで、ショックを受ける方もよく聞きます。
約束したはずなのに、他の方が住むことになりましたと連絡が来たり…。
残念ですが、そういうことは、時に起きてしまっています…。
だから信用もできる不動産屋さん、大家さんがいいです。
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・日本人が何人どの学年に居るのかも、考慮するといいですね。
日本人が多い方が、初めは安心です。
ママもわからない事だらけなので、聞けます。
でも日本人が多いと、ずっと日本人同士で固まって、現地のお友達も出来辛く、言語の成長もゆっくりになる傾向が有ります。
私が学校を決めるポイントで重要視するのは日本人の数です。
その学校その学年に日本人がどれだけ居るのか
異性だといいですが、同性であればほぼ一緒に行動し、現地の子との交流が少なくなる可能性が高いです。
日本人同士で遊ぶ時は遊べるから、学校は言語を習得したり、その国のお友達と遊ぶ方が楽しいと私は思います。
また、早く言語を習得する事は、本人がその国で生活する上で、楽しめるかどうかの鍵になると思います。
「早く現地の語学を習得した方が楽しめる」なんて書いていて、自分の語学の無さに呆れますが…笑
・これも本当によく受ける質問ですね
そして私もこれは考えました。
海外では学年を落とすことがよく有ります。
日本はお誕生日が決まっていれば、その学年が決まるので、「学年を落とす」という概念は無いのではないように感じます。
アメリカではクラスに1-2歳下の子どもが普通にいます。
「落とす」というよりも、自由に選ぶ感覚に近い気がします。
お誕生日が、夏前か夏以降かで、どの学年にするのかを決める指標のようなものが有ります。
6ー9月辺りはどっちの学年に入ってもいいような雰囲気が有ります。
我が家の近所の子は、娘よりも1学年下でしたが、年齢は上でした。
親がその子をみて、その子に合う学年を選んでいる感覚でした。
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・日本人の場合、その子が特に発達の問題がないのであれば、学年を落とさずにそのままの学年に入ることを私はお勧めします。
日本のお子様は全体的にみると、算数や理解力のある子が多いように思うからです。
又、アメリカなど、アジア圏意外の国よりも、アジア圏の国の方が、学校の勉強の難易度は高く、進捗状況も早いと感じます。
日本の学校で勉強して、既に知っている知識を、アメリカなどの現地校で再度勉強するイメージです。
アメリカにいた時の我が子達の場合でいうと、
4-7月生まれは、現地校と補習校(日本の勉強)は同じくらい、もしくは学年によっては、少し日本が早く進んでいる状況。
4-7月生まれ以外は、日本の勉強で知っている事を、現地校で復讐するといった具合でした。
学年を落とさなくても、知っている内容を再度英語で勉強できるので、勉強の内容自体は、特別難しくないようでした。
ただ、歴史などは、それぞれ、その国の勉強になるので、難しいですね。
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・メキシコの場合は来てみて、驚いた事があります。
以下のような場合が有りますので、ご注意ください!
メキシコのインターの中学を終えても、中学卒業資格がないのです。
メキシコでインターに入ると、
小学校は1-5年生、中学は6-8、高校は9-12、
というようにアメリカと同じように分類している学校が多いです。
しかし、インターなどではないメキシコの学校は、日本と同じく、小学校6年まで、中学と高校は各3年間という分類になります。
メキシコでの中学の卒業資格は、インターに通っていても、インターの高校1年生終了、つまりメキシコの現地校の中学卒業のタイミングでしか、取得できません。
メキシコでインターの中学(8年生)を終了しても、中学卒業資格はもらえないのです。
という事は、日本に帰国後、高校受験をする際に、メキシコでインターの中学を終了していたとしても、卒業資格がない事になります。
こういう事情も考慮した上で、学年をどうするかを決める方がいいと思います。
・渡航前に、成績証明書、在学証明書、教科書給与証明書を揃える方が多いです。
我が家の場合、アメリカの高校の場合のみ、成績証明書を必要とされました。
どの教科を何単位取得しているのかなどを確認しているようでした。
小学生などは、在学証明書や成績証明書を準備したにも関わらず、提出する必要がなかった方もいらっしゃいます。
受け入れ先の学校にどのような書類が必要なのか、確認するといいでしょう。
教科書給与証明書は、義務教育である小中学校に通ってる生徒がいる場合、必要になります。
教科書給与証明書は、
「海外子女教育振興財団」(JOES)
に問い合わせる必要が有ります。
↓JOESのホームページより抜粋です
“JOESでは、これから海外へご出国するお子さんに、海外で使用する日本の教科書を無償でお渡ししています。「教科書給与証明書」とは、現在お通いの学校で配付され、使用している各教科の教科書と、その出版社が一覧表で表記されている書類です。通常、日本国内の転校時に学校が発行する転学用書類となり、証明書の様式は学校でお持ちです。証明書の発行につきましては、お通いの学校へ直接ご相談ください。”
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・メキシコのインターの場合は、推薦書が必要でした。
日本の担任の先生にお願いして、英語で推薦書を作って頂きました。
海外に提出する推薦書の例などをネット検索して、先生に参考にして頂くと、先生も書きやすかもしれないですね。
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・卒業学年の場合は、卒業アルバムに関する相談もしておくといいと思います。
学校へ行く条件として予防接種が必須になることが有ります。
必ず受け入れ先の学校に予防接種について確認しましょう。
又、予防接種が記録されている母子手帳は、船便に入れず、手持ちで持参する事をお勧めします。
現地に到着後、学校の手続きをする際に予防接種の確認などが必要なる可能性が高いからです。
母子手帳の予防接種の翻訳もしておく方がいいでしょう。
会社によりますが、会社が必要書類の翻訳をしてくれる場合も有ります。
我が子達が、もしまた海外の学校に転校するなら、学校を選ぶ時には以下の事を考えるらしいです。
その学校の学習レベル、治安、自分の習いたい事の有無、いい人が多いかどうか
ですって^_^
日本に帰国してからの事を考えて、日本の勉強に付いていけるように、ある程度のレベルの勉強がしたいようです。アジアのレベルは高いので。
治安はやはり子ども目線からの見ても大事ですよね。
自分がしたいスポーツなどがあるかどうかも大きいですね。
スポーツを通してお友達もできて、語学も伸びます!これめちゃくちゃお勧めです。一緒にスポーツをすると仲良くなれます。
スポーツなどの勉強以外でのお友達と一緒に居られる空間は、子供にとって、とても大切な居場所で有り、経験だと思います。
「いい人が多い」これを聞いて、ちょっと笑ってしまったけれど、なんだか可愛いなぁって思いました。お友達や周りの人って大事です^_^
学校によって雰囲気があって、人の雰囲気も違います。その雰囲気や人がいいと子供達がとても楽しそうで、その笑顔にこちらも癒されます。
如何でしたでしょうか?
どの学校にするのかは、本当に大きな選択だと思います。
学校を選んだら、その次に私がもっと大切だと思うこと。
それは親子で一緒にやっていくと決めること。
子どもがわからない時、不安な時、どんな時も一緒に力になるって覚悟をすること。
一緒に何でも頑張っていく、貴方の味方で寄り添っていく気持ちを言動で伝えることだと思います。
まー、大なり小なりの何かは起こると思います。
そんな時に、今が出番だと思って、自分にできることを考えて一緒に子どもと成長していきましょう。
みんなみーーんなが、楽しい学校生活を送れますことを、心から願っています。
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